とっくに過ぎてしまった話題ですが・・母の日は、どのように過ごされました。
17世紀のイギリスの「Mother’s Day」「Mothering Sunday」・・奉公中の子ども達が年に一度、教会で母親と面会できる日とされたのが、起源らしい。
起源はどうであっても、世界中に母の日があるのは良いことですね。
ところで、今日のブログのタイトルの「ハチハニーの母の日」って何でしょうか?
今、とりかかっているよしもとばななさんの原作「不倫と南米」(幻冬舎)の中の短編小説「ハチハニー」。
夫の不倫問題で疲れ、一人アルゼンチンへ行った先で、軍事政権下で自分の子供たちが犠牲になった母親の行進を見た主人公が、自分が風邪の時に母が作ってくれた「ホットレモンにハチミツとウィスキーを数的垂らした飲み物」を飲ませてくれた・・・というシーンを思い出すという場面があるのです。そこで、主人公は改めて、自分の母親、そして他国にいても共通である母親という存在を噛み締めるのです。
母親っていつまでたっても、母親ですよね。子どものことを思って・・・いくらでも、犠牲になれるくらいの懐をもっている存在。でも、子どもって我儘だから、その時は気がつかなかったりするのですよ。うるさいなぁ~・・ってね。
イギリスの起源は、奉公で母親に会えなかった子どもが一年に一度だけ母親に会える・・子どもにとっては、母のぬくもり、暖かさ、愛情、存在はとても大きく、待ち遠しく感じたでしょう(まるで、イギリス版おしんのようだ)・・そう考えると、母の日に改めて、母に感謝するのは良いことですね。母親が健在でも、亡くなっていても、心より感謝。だって、母親がいなければその存在がなければ、自分はこの世にいないわけだから、一年に一度でも、改めて母親の偉大さを、そしてそのありがたさを心に留めよう。
世界での共通言語だね。母親は、どこの国でも、どこにいても「同じ」だってこと。
私は、病気になって、改めて、母のありがたさを痛感しました。
だって、毎日のように連絡してくれるんだもん。そんなの私の中では、「母」しかいません・・ごめんなさい、妹も、いました。
ありがとう~LOVE♥
映画「ハチハニー」は、4人の女性監督によって製作されます。
しかも、日本・ブラジル・中国・ヨーロッパかアメリカ(まだ、4人目の監督だけ決まっていないのです)の監督というグローバルな映画です。
ブラジルの監督と「脚本家を誰にするか」と話をしていて、・・・3年前程私がアルゼンチンへ行った時に会った2人の脚本家の内の一人と現在交渉をしています。前回会った時は、もちろん、今もこの作品の脚本を書くことに興味をもってくれているので有難いです。
よしもとばななさんの作品を映像化するのは、結構難しいです。特に、アクションがあったり、サスペンスがあったりというのではなく、淡々と日常を映像で表現するのはなかなかハードルが高いです。
文体と映像は、表現が違うので、文書で書かれたシーンを映像にした時に同じように観客に伝わるのかというとその辺が微妙です。もちろん、そのままでも伝わりますが、それを映像にして映えるようにするのが、脚本家の仕事なのです。
ですから、どんなに原作がよくても、どんなに役者が良くても・・脚本が良くないと、映画自体が乏しくなってしますので、とっても重要なのです。
また、どんなに有名な脚本家が手掛けたとしてもその作品にあった脚本家ではないと駄作になってしまったり・・・選定も本当に難しいです。
以前、途中から、脚本作成の段階で関わった映画プロジェクトがあります。それも有名な原作者で書籍も売れている有名な作品で、私も個人的に好きな作品だったので、関わることにワクワクしていました。
ですが、私が関わった時に、すでに8稿くらいの段階で、しかも前稿と次稿が根本的に違う話になっていたり、メインのプロデューサーも次から次へと考えが一定して居ず移行してしまっているので、訳が分からなくなっているような状態でした。結果、12,3稿まで作りましたが、これ以上やっても良い脚本があがらないということでプロジェクトが無くなったというものがあります。
でも、無くなって正解なのです。
下手な脚本で、作ることを優先してしまうと、自らの首を絞めることになります。
やはり、コンセプトがしっかりしていて、脚本がしっかりしているものではないと製作してはダメだと思います。
さあ、アルゼンチンの脚本家がどれだけの器量を発揮してくれるか楽しみです。
今後、彼らについても、オープンにしていきますね。
楽しみに待っていて下さ~~い!!
1月2日付けの*Variety Japanに掲載されたに記事に、私が取りかかろうとする映画の後押しをしてくれるような内容が載っていたので抜粋しま~す
全米の昨年(08年)の映画で目まぐるしく活躍したのが、女性監督達・・・
Variety Japanより
『08年は間違いなく女性監督の豊漁の年といえる。
賞レースに名前が挙がっているだけでも、
“Frozen River”のコートニー・ハント、
“The Secret Life of Bees”のジーナ・プリンス・バイスウッド、
『エレジー』のイザベル・コイシェ、
『マンマ・ミーア!』のフィリダ・ロイド、
“Wendy and Lucy”のケリー・ライハルト、
“Stop-Loss”のキンバリー・ピアース、
“Cadillac Records”のダーネル・マーティン
らとズラリ』
残念ながら日本ではまだ上記の映画が公開されていないのですが、どれも観たい映画です。**『エレジー』は、今月(1月)24日から、***『マンマ・ミーア!』が今月(1月)30日に公開されま~す。

【『エレジー』のイザベル・コイシェ監督(左)と主役ペネロペ・クルス
(C)Anita Bugge/WireImage/ゲッティイメージズ from Variety Japan】
スペインの監督、イザベル・コイシェがイイこと言っています。
20年もの映画製作経験を持つ50歳ながら。
「最近やっと、人間の行動の意味がわかってきました。愛や憎しみ、恐れ、どうしようもない誤解によって脅かされる人間関係が、わたしの得意分野」と新鮮に語る。
監督業を「思いやりと交渉術、強さ、勇気、柔軟さ、クレイジーさ、常識、激情が不思議に混ざり合ったもの」と位置づけながら、性別も国籍も超えたフィルムメイカーとしての心得を明かす。
「何度も何度も自分にチャレンジすることが、とても大切。心身ともに消耗することだけれど、絶えず安全地帯から抜け出すようにしなければいけないのです」
現在コイシェ監督は、築地を舞台にして菊池凛子さんを主役にした映画****『Map of the Sounds of Tokyo』を製作中。この作品に関して、「現代の日本文化に魅了されている私の気持ちを反映している」と説明。「村上春樹や吉本ばななといった作家の描く世界観や、私の大好きなワサビ、そして官能的ともいえる東京の夜のバイブレーションを描きたい」と意欲を語った。
また、10月中旬に米公開された“The Secret Life of Bees”が好評なバイスウッド監督は、8年前の長編映画デビュー作“Love and Basketball”を振り返る。
当時、資金集めのためにニューラインの幹部マイケル・デ・ルーカのオフィス前で自分を落ち着けるのに必死だったという。
「中に入って、彼に1000万ドルくださいとお願いするところだったのです。それまで監督経験がなかったし、わたしは黒人で女性。彼はどう反応するかしら? と思いました」。 学生時代にスポーツで鍛えたというバイスウッドは、「でも、裁判所に出廷するように堂々と入っていけばいい、と自分に言い聞かせて。スポーツ根性と引き替えに、映画へのゴーサインを手にすることができたのです」と語った。

【映画『The Secret Life of Bees』
主役ダコタ・ファニング(左)とジーナ・プリンス・バイスウッド監督(右)
(C)Valerie Macon/WireImage/ゲッティイメージズ from Variety Japan】
本当に、映画制作を女性が手掛けるのは、結構大変。でも、こうして、先駆者がいると心強いです。
正に、今年は映画「ハチハニー」を手掛けるチャンスの年でもあります
今日のURL;
*Variety Japan:http://www.varietyjapan.com/news/movie/2k1u7d00000h35el.html
**『エレジー』:http://elegy-movie.jp/index.html
***『マンマ・ミーア!』:http://www.mamma-mia-movie.jp/
****『Map of the Sounds of Tokyo』:http://www.excite.co.jp/News/entertainment/20081111/Variety_20081111010.html
http://www.varietyjapan.com/news/movie_dom/2k1u7d00000g43gw.html